【オリジナル小説】家出少女と旧校舎 14話
14 ラブレター
息を切らせて新校舎の廊下を駆ける。
すでに日は沈みかけている。
帆希達はもうとっくに旧校舎に戻っているだろう。
みんなで宿題をしたり、ゲームをしたりしているのかもしれないし、もしかしたら心配して僕を探してくれているのかもしれない。
“あいつ”に突然追われ始めてから1時間は経っている。
「くっ!」
足が限界だ。
とはいえ追っ手はすぐ後ろにいるのだ。速度をゆるめるわけには行かない。
「ん?」
その追っ手の足の動きが突然鈍った。
相手が先に疲弊したのだろうか? まあ何でもいい、これは千載一遇のチャンスだ。
僕は最後の力を振り絞ってスピードを上げ、追っ手の視界から外れる位置まで行くと、すぐそばにある教室の扉を開けた。
「ふう……」
僕はやっと一息ついた。
ここはどうやら家庭科室のようだ。追っ手があきらめて帰る頃まで棚の中に隠れているとしよう。
長い戦いだったけど今回も僕の勝ち……
「かかったな」
「!!」
僕がギギギ……という鈍い音を立てながら棚の中から後ろを振り返ると、そこには、血塗られた鎧に包まれた修羅がいた。
息を切らせて新校舎の廊下を駆ける。
すでに日は沈みかけている。
帆希達はもうとっくに旧校舎に戻っているだろう。
みんなで宿題をしたり、ゲームをしたりしているのかもしれないし、もしかしたら心配して僕を探してくれているのかもしれない。
“あいつ”に突然追われ始めてから1時間は経っている。
「くっ!」
足が限界だ。
とはいえ追っ手はすぐ後ろにいるのだ。速度をゆるめるわけには行かない。
「ん?」
その追っ手の足の動きが突然鈍った。
相手が先に疲弊したのだろうか? まあ何でもいい、これは千載一遇のチャンスだ。
僕は最後の力を振り絞ってスピードを上げ、追っ手の視界から外れる位置まで行くと、すぐそばにある教室の扉を開けた。
「ふう……」
僕はやっと一息ついた。
ここはどうやら家庭科室のようだ。追っ手があきらめて帰る頃まで棚の中に隠れているとしよう。
長い戦いだったけど今回も僕の勝ち……
「かかったな」
「!!」
僕がギギギ……という鈍い音を立てながら棚の中から後ろを振り返ると、そこには、血塗られた鎧に包まれた修羅がいた。





